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第5話 ハノイリサーチレポート・・・なんて

<日付:2018年11月30日>

2015/12/13

人事担当役員とハノイへ向かいました。
普通の観光ツアーで。

ハノイのノイバイ空港からホテルへ、ツアーのマイクロバスで行く途中、バスが信号も何もないところで停車します。
前には道を横切る牛の列。
牛さんたちが通り過ぎるのを待ちながら、ホーチミンよりハノイの方が好きだなぁと思いました。

バスは大きな橋を越え、市街地へと入ります。
そこは、いつものベトナムの風景が広がります。
密集した商店やホテル。その前の道を、スクーターやクルマがクラクションを鳴らしながら走ります。
その市街地の真ん中のホテルに泊まり、近所の居酒屋とフォー屋で食事をしてその日は就寝しました。

2015/12/14

朝10時に1社目のE社へ。
スタッフの女性がホテルまで迎えに来てくださって、オフィスへと向かいます。
オフィスも素敵で、スタッフの皆さんも優秀そうです。
また、国内の有名IT会社のラボや業務受託の状況などをご説明いただきます。
こちらでは現地採用の日本人スタッフも相当数いると伺い、そういう採用方法もあるのだと勉強します。
そして、いよいよ本題へ。
ラボの仕組みや弊社の業務内容を説明すると、「ハノイではフロントエンドはやっていません。」とあっさり。
ホーチミン、ハノイは人件費が高騰していてウェブサイト制作での採算性が厳しいため、こちらの会社では先月からラボをダナンに移したと言います。
・・・ダナン?

そのときまで、聞いたこともない地名です。

そして、もしよければダナンオフィスを見ないかとお誘いを受けます。
さらに、ダナンの素晴らしさを説明されて・・・。
「是非、見学させてください。」と思わず・・・。
ということで、その場でそちらの会社で航空チケットを取ってもらい、翌日、ダナンへ行くことになりました。
また、夜、一緒に食事をしましょうということで盛り上がってホテルへ戻りました。

はい。
最初にダナンへ行くきっかけは、こんな感じで、成り行きと思いつきだったんです。

午後の2時に2社目のF社へ。
今度は、2人だけでタクシーで行きます。
とりあえずケータイでメールの住所を見せつつ向かいました。
こちらの会社は、ハノイ工科大学とパイプがあって、日本企業向けのジョブフェア(企業説明会)などをしている会社でラボも行っています。
そこで聞いたのは、ハノイ工科大学の卒業生は優秀であるが故に、ウェブサイト制作は簡単な仕事と思っておりなり手が少ないとのこと。
また、より専門的なスキル習得のための研修体制や福利厚生などの説明を受けました。
最終的には、こちらの会社ではウェブサイト制作のラボ組成は難しいとのお話となりました。

その晩、E社のYさんとホアンキエム湖を一望できるCity View Cafeでご馳走になりました。
ちなみにYさんは、日本のITでもレジェンドレベルの経歴を持った方で、アメリカ、上海で活躍された後で、今のポジションにつかれたそうで。
そのときには、散々、ベトナムの悪口を言っていましたが、現在ではベトナムの女性とご結婚し、可愛い赤ちゃんも授かって幸せそうです。
何より、何より。